カトリの日記

日々の雑感とともに、主にカトリック教会について書いてるブログ。

・日々の雑感とともに、主にカトリック教会について書いてるブログ。
・キリシタンの時代から現代までの「カトリックの日本人」や「伝統的典礼」「教会建築」「教会音楽」 「宗教美術」など興味関心はいろいろ。
・現在の日本のカトリック教会は「伝統の断絶」「偏った政治指向」があると感じています。
・特別形式ミサ(伝統様式のラテン語ミサ/トリエント・ミサ)の実施に参加しており、不定期な開催の場合は、その告知を行います。

カテゴリ:本・雑誌・映画について > 幻の舟

先日、朝起きたときの話なのですが、突然「こむら返り」になって、ギョギョギョでした。
(こういうニュアンスの時は「じぇじぇじぇ」じゃない?でしょうね)

足が全く動かないのです。

初めてではないですが焦りました。
自分の意思で自分の身体が動かない感覚・・・

足が石になって固まっていくような恐怖!!
(ちょっと大袈裟ですかね・・・笑)

旧約聖書に「ソドムとゴモラの街が天の火で滅ぼされた時に、振り向いて街を見たロトの妻が、塩の柱になってしまう」という話があります。
石じゃなくて塩の柱ですが・・・

あるいはギリシャ神話の「メデゥーサの話」とか・・・

人が固まって石みたいになる話は多いんじゃないでしょうか?

後でそんなことをチラッと思ってしまいました。


自分の体ですら自分の意思で動かない。

こういう経験をすると、なんでもかんでも自分の意思で動かせているというのは大間違いということに気づかされます。

突然雨が降るのも、突然自転車にぶつかりそうになるのも、偶然といえば偶然・・・

天気予報を見て雨がふるのを知っていたつもりになっても、予想以上の雨で電車まで止まる。途中の駅で足止めをくらう。
「あ〜あついてないなあ。まさかこんな事になるとは・・・」というようなことは山のようにあるわけです。

「運がいい」「運が悪い」「ついてる」「ついてない」というのは、全て自分の意思以外の偶然なんですよね。

そして私ごときの数十年の人生においても、「強烈な偶然」(こむら返りではないですよ)というのはやはり何回かある。

そういう経験は、後で振り返ると「『偶然性』に自分以外の何かの意思が働いていたんじゃないか」とどうしても思ってしまいます。
「やはり神様のシグナルだったのかな?」みたいな感じ・・・

私のプリミティブな信仰の原点ですが・・・

ところで、「こむら返り」というのは、夏場の夜に中高年におきやすいらしく、水分補給が大切みたいですね。




add5c613.jpg前回の投稿で不正確なところがありましたので訂正します。「安土の教育委員会が嘆願書」ではなく、「安土町長がローマ教皇に謁見し嘆願」でした。

1〜2年前ではなく2005年ですからもう4年前になります。

ローマ教皇も快諾され探索が行われているはずなのに、いまだに安土城屏風絵図が見つかったという話を聞きません。

いったいどこにいったのでしょうか?見つかるのが怖い気もしますが・・・

ムシムシした日が続きますね。
夏にちなんで涼しくなるお話をひとつ。
すみません大友宗麟、志賀親次、無鹿は、今回はお休みです。

「幻の舟」というのは、ミステリー作家で高名な阿刀田高さんのミステリー小説(というか幻想小説)です。

この小説では織田信長が狩野永徳に描かせた「安土城屏風絵図」がストーリー展開で重要な位置を占め狂言回しとなるのですが、実はこの安土城屏風絵図は現在は存在していません。
織田信長がローマ教皇に献上するようにと宣教師バァリヤーノに手渡したものなのですが、イタリアに渡ったのちは、残念ながら行方がわからなくなっています。
1〜2年前だったか、滋賀県安土の教育委員会がローマ教皇庁に捜索の嘆願書をだしたという話が新聞に載ったこともありました。

城の資料があまり残っていない安土城ですが、しかしこの安土城屏風絵図は極めて克明に描かれており、かつ狩野永徳の一番油がのっていた時期の絵として、なんともいえない美しさ、絵力があったもようです。

「たぐいまれな名画には、妖しい力が潜んでいる」
「幻の舟」では、この絵を見た人が次々に・・・・になります。(ネタばれ防止)

阿刀田高さんの怖い話は好きでかなり読みましたが、もしかしたらこれは最高傑作かもしれない。
本当にかなり怖いです。
美しいものに潜む妖しげな力・・・。 どうしても見たい。でも見たら・・・・

挿絵として、16世紀末の画家ウィングが、安土城屏風絵図の一部を模写して版画にした絵というものがでてくるのですが、お城らしき変な建物と3人の男が小さい舟に乗っているだけ。
この挿絵が変に下手でバランスが崩れていてこの崩れ方がまた怖い。
なんてことののない普通の下手な挿絵が、文章で、ものすごく怖くなるのは、まさに阿刀田マジック!

怪奇小説ではありません。幻想小説です。
美しい物に潜む妖しい力というものをたっぷり怖がってください。
角川文庫であったのですが、残念ながら絶版です。Amazonで探してみてください。

なかなか手に入りにくいところが、はやくも妖しい・・・・

↑このページのトップヘ