7月15日は「海の日」であるとともに「産みの日」。

この日、中絶禁止を訴える「マーチフォーライフ」というプロライフのデモ行進が
有志によって、東京で行われる。

7月15日16時集合
カトリック築地教会

【マーチフォーライフ2019】
https://www.marchforlife.jp/march-for-life-japan2018-1

 海外でも同じ「マーチフォーライフ」は行われていて、アメリカでのワシントンDCでのデモは、50万人の規模らしい。 

カトリック信徒で、このデモに関わる人が多いのか、集合場所はカトリック築地教会になっていて、行進前の15時から「産まれる前の子どものための」ミサがある。
ただし、教会が主催しているのではないので、カトリックではない多様な人が、主旨に賛同しデモに参加しているようだ。

カトリック教会の教えとして堕胎は禁じられているので、「マーチフォーライフ」は、教会内で本質的に意見が別れる余地は無いと思う。

ただし世俗の価値観のほうはかなり多様化し意識が変化してきている感じがする。
自由な意思でなんでも自己本位な決定を行うことを良しとする考え方が、以前より社会に蔓延している感じがするから、世俗的にはプロライフとは対極のプロチョイス支持派は少なくないだろう。

同性婚の容認など、家族のあり方の基本的な姿を転換する考え方についても、いつの間にか社会の意識が変わってきている。
そういうリベラルな価値観の影響を受けてか、カトリック信徒でも、LGBTのグループがあるということを最近になってTwitterで知った。

しかしカトリック教会の教えそのものの本質は変わらず「同性の婚姻」は認めていないはずだ。

表現の仕方が新しいスタイルになっても、カトリックの教えを体現するマーチフォーライフのようなアクションが行われていることにホッとする。

青年向けのカトリック要理書であるYOUCATに、次の言葉が引用されている。

「教会は需要が減れば製品を変える商売のように振る舞ったりしない」(カール・レーマン枢機卿)
 
教会に対して安心と信頼を感じさせてくれる言葉だと思う。