先般、特別形式ミサがあったカトリック赤羽教会で、四旬節にあたり、3月の毎週金曜日の夕方にオープンチャーチというイベントが行なわれる。

以下 案内引用
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オープンチャーチのご案内
どなたでも自由に教会が見学できます。どうぞ聖堂にお入りください。 
◾️開催日
3月3日(金)
3月10日(金)
3月17日(金)
3月24日
(金)
3月31日
(金)
◾️オープン時間
16:00〜20:00まで

四旬節にあたり18時から十字架の道行きの祈りがあります。
主イエスの受難を黙想し感謝の祈りを捧げます。
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オープンキャンパスという言葉はよく聞くが、オープンチャーチという言葉はあまり聞かない。

本来、教会というところはどんな人にでも開かれたところだけれども、入っていいのかよくないのかが意外に判断がつきにくいという印象があるらしい。 
復活祭を前に、イベントとして告知して、一般の人にも教会に入るきっかけとしてもらうということなのだと思う。

赤羽教会は、都内では伝統様式の聖堂として突出した佇まいなので「中に入ってみたい」という素朴な好奇心を持つ人も少なくないだろう。
祈りの空間としての佇まいに、何かが印象に残り、心の片隅に記憶が残るようなことがあるかもしれない。
そういう想いを尊重し、あえてオープンチャーチと銘打って、入ってもらい易くするのは良いことだと思う。

成人洗礼の人の場合でも、最初に教会を訪ねる時は、何か敷居が高い印象があるそうだから、日本のカトリック信者数の少なさを思えば、敷居の高さ、気軽な接点が少なさということは課題だろう。

意を決して来ても、やはり入るのを諦めてしまうようではいけない。
「遠慮なくお入り下さい」というメッセージが背中を押す動機となる事があるような気がする。 



以下は、さしでがましいのだけれども、カトリック教会に一度も入った事が無い人むけに聖堂内のマナーについて少しふれたい。

気持ちの持ち方としては、やはり神社やお寺を参拝するときと同じく神聖な場所として意識して欲しいと思う。
建築鑑賞、美術鑑賞のような意識にはなると思うが、信者にとっては神聖な神の家で、ポイントを知って貰える事で意識の持ち方が変わることを期待したいからだ。

入り口に水が入った器があるがこれは聖水で、信者の場合は指先を清めて十字を切ってから聖堂に入る習慣がある。
神社を参拝する際に手水舎で、手と口をすすぎ清める作法にも似ているかもしれない。
長崎などの観光地の教会では、灰皿と勘違いしてタバコを消すために入れる人がいるらしい。
昨今ではくわえ煙草で歩く人も見かけなくなったが、神社の手水舎と同じようなものと思ってもらえたらいい。

祭壇周りは内陣と言って一段高くなっていて、そこは立ち入り禁止。
赤羽教会の場合は真正面の祭壇中央に聖櫃があり、その近傍の赤いランプが灯っていたら、その聖櫃内に「御聖体」(超一般的な日本語の言い方をするならば「御神体」?)があり、教会内で一番神聖な場所だ。

飲食は禁止。
内部の撮影も、直近のネットでの長崎での観光案内のマナーでは、禁止となっている。


好奇心でいいので入って欲しいと冒頭で書いておきながら、マナーの事にふれると、あれに気をつけろ、これは禁止だ、等々、うるさい事を書いてしまった(笑)ので、「そんなにややこしいのならもう行かない」「もうめんどくさい」と思わせてしまったとしたら申し訳ありませんというしかない。
m(_ _)m

ただ人間を超えた特別な存在を意識する特別な場所なので、逆にそういう場所だからこそ入ってみたいと思ってもらえたらありがたい。

いったい私は何を(誰を)探しているのか?
いったい私は何処に行こうとしているのか?

そんなことを、漠然と考える場所として、最適な場所ではある。