前々回と繰り返しの内容になるが、いよいよ来月の11月22日に、関西で一年に一度の特別形式ミサ(トリエント・ミサ)がある。 

第二バチカン公会議以降、長い間、途絶えていた特別形式ミサ(トリエント・ミサ)だが、近年になってから日本でも復興し、東京では信心会のミサで毎月行われている。

ただし関西では、いままで(復興後)数回しか行われていないから、未経験の方が圧倒的に多いと思うし、認知度もおそらくあまり高くないと思うので重ねてお知らせをしたいと思う。

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「ローマ典礼特別形式歌ミサ」

主催  UVJ(ウナ・ヴォーチェジャパン)

11月22日(日)14時から
カトリック北白川教会(京都市)

http://uvj.jp/mass/6304/
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今年は、上記URLの主催者であるUVJ(ウナ・ヴォーチェジャパン)のホームページでも少し早めに告知されている。

誤解されないように、念のためお知らせすると、UVJ(ウナ・ヴォーチェジャパン)は、東京大司教区で信心会として活動を認められている信徒団体。
沿革や素性を詳しく知りたい方は、ホームページを見ていただけたら会の事が理解できると思う。


UVJのような受け皿組織が無い関西では、まだまだミサができる事自体が綱渡りのような状態で、何とか年に一回できるかどうかという感じ・・・

天使ミサですら滅多にない地域なのである。

しかしそういう地域だけに、この一回の意義は大きい。

ただ、この一回を主催するUVJにしても東京大司教区の信徒団体なので、関西在住者による運営ができなければ今後の先行きが見えない。
カトリック・アクション同志会の荘厳司教ミサの存在も含め、ラテン語ミサについては東京と大きな格差が開いてしまっている。

北白川の特別形式ミサに一人でも多くの人に与っていただく事が、東京以外での特別形式ミサ、ラテン語ミサの存在の認知と、今後の存続に向けての力になるとは思うので、ぜひとも近畿圏を中心に近隣も含めた地方の方々にぜひ特別形式ミサを経験していただけたらと思う。

告知なので、もう少しうまくこのミサの魅力をお伝えできればいいのだが、私には通常形式と特別形式の二つのミサの違いを詳しく説明できる知見も見識もない。

体験して感じたことを雑駁な感想として記す事ならばできるかもしれないが、うまく表現できる自信もなく悩む。

ただ特別形式ミサというのは「言葉がラテン語で日本語と違う」「祭壇に対する司祭の向きが違う」というような、ぱっと見の単純な違いだけではないということはお伝えしたい。

カトリック教会の歴史の中で、多くの先人達が与ってきたこのミサを、実際に体験することで、秘跡としての御聖体、ミサ聖祭の神秘を再発見できると思う。

結局、案内ぐらいの事しか書けないが、読んでいただいた方が、特別形式ミサに与ってみようと思い踏み出す動機、一助になれば嬉しい。


以下、注意事項と参考だが、ミサに与る方はご参照いただけたらと思う。

・聖体拝領は、いて口で直接拝領する形式になるので、これは事前に知って意識しておいた方がいいと思う 
(ただし一般のカトリック教会の通常のミサと同じく、聖体拝領が可能なのは、カトリック教会の洗礼を受けた人、キリスト教他教派の方の場合はカトリックに転会した人になる。)

・カトリックのミサに一度も与っていない方は、通常形式と特別形式の違いを知る意味でも、一般のカトリック教会の通常の日曜日のミサを、事前に体験しておかれることをお勧めしたい。

・ミサの流れを掴む手引きとしては、あわれみの讃歌、栄光の讃歌、信仰宣言(使徒信条)、感謝の讃歌(聖なるかな)、平和の讃歌(神の小羊)が、キリエ、グロリア、クレド、サンクトゥス、アニュス・デイになるので、カトリック聖歌集があると唱えることができるし、ミサの進行がどこなのかがつかみやすい。
確か北白川教会にも常設のカトリック聖歌集はあったとおもう。あればミサ中は拝借できるが、個人でお持ちの方は、持参された方が良いと思う。(記憶が曖昧で申し訳ない。)

・ミサ前に、ロザリオか連祷があると思うので、少し早めに教会に入られた方が良いと思う。