「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」が、世界遺産候補としてユネスコに推薦されている。

この世界遺産候補の長崎の教会群については、次行の長崎県のサイトが詳しい。
https://www.pref.nagasaki.jp/s_isan/outline/02.html
訪問マナーなどについても、とてもわかりやすく解説されていて良いサイトだと思う。

私は関西に住んでいるので、世界遺産に認定された後の京都・奈良の環境変化が、実感としてよくわかるところがあって、今後もしかしたら、長崎の古い伝統的な教会建築も(社会的な興味関心の対象として)少し脚光をあびるかもしれないと思った。

少なくとも外国人ツーリストは確実に増える。

カトリックとしてうれしい反面、個人的には「うるさくなったらイヤだな」という本音もあって、少し複雑な心境・・・・・

今でも大浦天主堂などは、観光客向けの拝観時間の間は、お祈りができるような雰囲気とは言い難いのである。

大切なのは、建築としての価値だけではなく歴史を知ることであって、上記の長崎県のサイトは、その点でも良い説明がなされていた。

今後、観光客の訪問者が増えることを想定した対応を、教会としていまから考えておく必要があるのだろう。


ところで、この世界遺産の候補となった教会だが、充分に納得が行く教会が選定されていると思った反面、「えっあの教会が選外か!」という感もあった。
対象を絞らなければならなかったのだろうか?

天草の崎津だけは選定されているが、長崎県外が極端に少ない
長崎の近隣県でも、古い風格のある凄い教会があるのである。

私は、偏屈(笑)なので選定外教会にも注目をし続けていきたい。


ということで、長崎近隣県の大都市のど真ん中に立地する、ある教会の画像をアップしたい。

祭壇のしつらえが、トリエント・ミサに完璧に適している。

こういう教会で、トリエント・ミサがあったら、一生に一度経験できるかどうかというぐらいのとても印象に残るミサになるだろう。

空想してしまう・・・・・

201505手取教会内部