トリエント・ミサについて書こうと思いましたが、知見が無いなりにも内容についてある程度細かく書くか、それとも心情吐露ぐらいにとどめておくか、迷ってしまってなかなか先に進みませんでした。

そういうわけで今回は別の話。

11月に新アメリカ大使として着任されたキャロライン・ケネディさんについての話です。

速やかに震災被災地を訪問されたケネディ大使ですが、今度は今週の11日に長崎を訪ねたらしい。

着任早々、次々に日本の各地を次々に訪問する。
なかなか行動力のある人です。

被災地の次が長崎。

長崎よりも、米軍の戦略拠点の沖縄やトヨタがある名古屋などを訪問した方が、アメリカ大使らしい感じがしますが、ケネディ家はアイリッシュ系のカトリックの家柄なので、長崎訪問は信仰心に基づく意向を少し感じます。

教会にも行かれてますが、なんと浦上天主堂と大浦天主堂の二つもまわったらしい。

私もカトリックなので、極めて個人的な感情ですが、この長崎訪問のニュースは少し親近感を感じました。

ケネディ大使は、浦上天主堂の「被爆の聖母マリア像」の拝観に少し強い思いがあったようです。

「被爆の聖母マリア像」は長崎への原爆投下で黒こげの痛ましい姿になってしまった旧浦上天主堂の聖母マリア像。
アメリカ人にとっては、やましさというか良心の呵責を感じさせられる御像かもしれません。

あえて直視しようというケネディ大使の姿勢に私は好感が持てました。

この「被爆の聖母マリア像」は、確か昨年か一昨年に、アメリカを巡回したのではなかったでしょうか?

ケネディ大使は、その時の巡回の事を聞いて、存在を知ったのかもしれませんね。