そもそもパイプオルガンの生の演奏を聴く機会があまりないせいもあるからかもしれませんが、カテドラルの荘厳司教ミサのミサ後に、わずか約10分程ですがパイプオルガンの独奏があったのですが、実はこれが大変素晴らしかった!!!

ミサの中での合唱を伴う伴奏の場合と独奏とでは弾き方が違うという事なのだと思いますが、超重低音からかなり高い高温までが重なり合ってパワー全開で解き放なたれたという感じで、もう理屈抜きで、とにかく大迫力!!!とにかく荘厳!!!
もう、とことん魅了されてしまいました。

座っていた位置のせいかもしれないけど、オルガニストが見えなかったから人が弾いているように見えなくて、パイプオルガンに意思があるみたいに感じた。
まるでラテン語の歌声がカテドラルに響き渡った事をパイプオルガンが喜んでいるような響きというか・・・
もう普通の音楽を超えたというか鬼気迫る凄みというかあまりの迫力に圧倒されて動けなかった。

「神のための旋律」とはこういう事なのか!!!・・・と体感。

「荘厳さは、神を讃え賛美するためにある。」当たり前の事を再認識です。

おそらくパイプオルガンという楽器は絶対者である全能の神を讃え賛美するためにつくられた楽器」で、教会で聴くと、よりその良さを感じ易いのだと勝手に思ってしまいました。

また建築の方も、東京カテドラルは丹下健三さんの名建築なんですが、好き嫌いでいえば「少し現代建築すぎてちょっと・・・」という感じだったのですが、パイプオルガンの残響音の素晴らしさがあるいうことを今回初めて理解です。

ミサレットに、曲はJ.S.バッハの「プレリュードとフーガ イ短調」と書いてありました。
やはりバッハという人もスゴい人ですね。
モーツアルトにつづいてバッハにもつかまってしまった・・・

「プレリュードとフーガ イ短調」はかなりの難曲のようです。
演奏されたオルガニストのKさんへの賛辞が書けてない文章になってしまいましたが、「パイプオルガンが意思を持っているように感じた!」という文章をもって賛辞と感謝にさせてもらいます。

いやいやもう本当に感動!!!