先日、家族でファミリー向けの気軽なコンサートに行ってきました。
にわかファンだし子連れなので本格的なコンサートは無理。
子供も大丈夫というイベントがあるというのはやはりありがたい。
ホールは多目的型ですがオーケストラピットもあってオペラも上演できる本格ホールで、演奏は関西フィルハーモニー管弦楽団。
企画としては気軽でも、演奏とホールは本格なのです。

オペラがテーマだったのですが、曲は、一回か二回は聴いた事があったかな?というような曲を中心に、いろんな楽器の特長がわかりやすい曲が選曲されてました。
うちの子はボロディンの「イーゴリ公〜韃靼人の踊り〜」が気に入ったみたいだった。子供は力強く派手でわかり易い曲がやはり好きですね。

やはり音響効果を考えてあるホールで生の演奏を聴くというのはいいですね、臨場感が全く違いました。

プログラムに「カヴァレリア・ルスティカーナの間奏曲」と書いてあって気づかなかったのですが「マスカーニのアヴェマリア」も演奏されました。
「カヴァレリア・ルスティカーナの間奏曲」は原曲で、後から詞をつけて唄にしたのが「マスカーニのアヴェマリア」なんですね。知りませんでした。
「カヴァレリア・ルスティカーナ」は三角関係の末に殺人を犯してしまう愛憎話のようですが、この間奏曲のメロディは大変安らかで美しくギャップに驚きます。

後からつけられた、アヴェマリアの歌詞は祈祷文ではなくマッツォーニという人の作詞のようです。

ネットで検索したら
「我が苦しみをご覧あれ」「苦しみの苦悩に我を留めたもうな」
聖母マリアに切々と苦しみを訴え慈悲を願う歌詞でした・・・

Googleで「マスカーニ アヴェマリア」と検索すれば、和訳された方のホームページがすぐ見つかります。

この曲にしてこの詞あり。

イタリア人の喜怒哀楽、熱情の強さに惹かれます。