「サヨクの人」の話にからんで、ネットサーフィンをしていたら「キリストの幕屋」のHPにたどり着きました。
「生命の光」という小冊子が家の郵便ポストに投函されていたことがあったのですが、「生命の光」は「キリストの幕屋」の広報誌だったんですね。

創始者の手島郁郎氏は、無教会派の内村鑑三の影響を受けた方だったのですが、GHQに追われる身となり阿蘇山に潜伏中に神の召命を受けて神の幕屋運動を始められたそうです。

「原始福音」「幕屋ペンテコステ」「旧約聖書と新約聖書を直接原典で学ぶ」「特に旧約聖書を重視する。ユダヤ教とも接点がある」「ヘブライ語の学習に熱心」「大和魂を説くなど民族主義的」ということで非常にユニークな教派。

民族主義の部分は、カトリックの正平協とは政治的には真逆ですが、インカルチュレーション的には想像できる帰結のような気がします。
「インカルチュレーションは日本ではどうなのかなあ。まだまだ再宣教からの歴史が浅いし。」と私は思っていますが、民族主義ならばストーリーに矛盾はないですよね。
キリストの幕屋を知ると、正平協はインカルチュレーション的にも矛盾だらけで、あらためて正平協っていったい何? という感じになってしまいます。

ところでキリストの幕屋の創始者手島郁郎氏ですが「阿蘇山で宗教的覚醒を覚え・・・」ということだったようです。
熊本人気質100%という感じ。

熊本バンドの話(士族子弟が人民の蒙昧を開かんとして花岡山で奉教趣意書に誓約し熊本バンドを結成)

宮崎八郎の話(中江兆民を経てルソーに感化され熊本協同隊を結成し西南戦争に参加)

神風連の話(廃刀令に反対し刀で熊本鎮台を襲撃)

などを思い出して、「やっぱり熊本人はラジカルなんだよなあ」と変な感心の仕方をしてしまうのでした・・・

熊本人って、新しい事でも伝統的なものでも、極端に入れ込んで突っ走ってしまうんですよねえ・・・

えっ!他人事のような言い方をするなですって!

そう!私もご先祖様より熊本人のDNAを、かなりいただいているクマモト系。 純血ではないのですが、半分はクマモティアンなのでした・・・

ということで閑話休題 次は「サヨクな人」にもどります。