西美のミュージアムショップでは、カルロ・ドルチの「悲しみの聖母」のレプリカ(レプリカって言っていいのかな?ポストカードより大きめのプリントです。)を売ってるんですが、数ある展示物の中から選出されてるのですから人気の程がうかがえます。

私も買いました。

「悲しみの聖母」は「マーテル・ドロロサ」といって、十字架上のキリストの受難を悲しむ聖母単独の絵姿の型をさすみたいですね。

このさい、しっかり飾ろうと思って画材屋さんに行って額もあつらえた。

絵なんか買う事無いから始めは会話が噛み合わないし、本物の絵でもないプリントをわざわざ額に入れるのが不可解だったみたいだけど、「ヨーロッパらしい感じをだすとしたらこのあたり」とか言ってけっこういろいろ取り出してくれた。
「せっかくだからボードは楕円に切りましょうか」「楕円に切るのは難しいんじゃないの」「5mmぐらいは被せがいるね」「もうちょっとギリギリまで被せを減らしてよ」とか、そんな会話が楽しい。

悲しみの聖母2というわけで、こんな感じになりました。

西美の雰囲気。少し再現できました。
西美のフレームはもっと凸凹していてゴージャスな感じなんだけど、こちらはプリントなので少し控えめにしました。
でも適当にフォトフレームなんかに入れなくてよかった。


すぐ横はゴチャゴチャして俗の極みだけど
絵の回りだけはビシッと決まって聖なる空気が漂って来る感じ・・・

シドッチ神父が命をかけて運んだ「親指の聖母」を受け継いだような不思議な感覚がします。このマリア様を前にして、アヴェマリアを唱える日々が始まりました。