また寅さんの話を書きましたので、タイアップして2012年3月に書いた下記記事の公開日を再更新します。
2014/7/19公開日再更新
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サントリーの新しい炭酸飲料オランジーナのCMで リチャード・ギアさんがフランス人版フーテンの寅さん演じていますが、いい感じですねえ。
渥美清さんの「フーテンの寅さん」。思い出します。
「フランス人寅さん」を見ていて思うのは、寅さん的な人物像というのは案外日本人的ではないのかもしれないと思いました。
はっきりモノを言ったり、気まぐれだったり・・・・・
(難問山積でしかたない面もありますが)現代の日本は、マスコミに悲観論の人が何となく多い感じ。
その影響なのか全般的に楽天的な人が減ってきているような気がする。
現代の日本では、寅さんのような底抜けに楽天的な人物像は輝いて見えます。
映画「男はつらいよ」の監督は山田洋次さんですが、山田さんの映画をカトリック視点で調べてみるといろいろおもしろい。
「男はつらいよ」第20作では、桜井センリさんが演じる神父が登場するらしい。桜井センリさんの神父。見てみたいですねえ・・
第41作は、ウィーンロケの特別版。これは見たことがあります。
ウィーンの街で現地の神父に「御前様よいお天気で!!」と日本語で声をかけ挨拶するシーンが傑作!!!
山田洋次監督がうまいのは、寅さんをただ単に楽天的なイキのいいお調子者というだけではなく、女性と御前様(聖職者)に対しては、だらしなくならない折目正しい人物像にしたところがポイントだったんでしょうね
寅さんにとって、憧れの女性は「花のように可憐で守るべきもの」であり、御前様に対しては「人を導く師」として尊敬する。節度保つ。
さわやかさと安心感を与える人物像になっています。
「男はつらいよ」ではないですが、山田洋次監督作品には、長崎の伊王島の炭坑から北海道に移住する家族を描いた「家族」という名作があります。この主人公の家族がカトリックという設定。
私の母親は、この映画が大変好きで、自分の家族と二重写しになるようです。
渥美清さん。
ご本人は必ずしも寅さん的なタイプではない方だったようで、寅さんを演じ続けなければならない苦労があったようです。
あまりにも長い間、役者として寅さんを演じてしまい、寅さん以外のキャラクターを演じることが難しくなってしまいましたが、寅さんという「典型」を世に残したことは偉大な功績となりました。
映画「男はつらいよ」は、もう終わりましたが、寅さんの「類型」のような人を見ると、ムクムクムクと頭の中で「フーテンの寅さん」が甦ってくる感じがします。「フーテンの寅さん」の存在感は強烈です。
渥美清さんは、1996年に病気で68才に亡くなりますが、年齢的に早く、惜しまれる死でした。
奥様が熱心なカトリックだったようで、病床のおりに渥美清さんはカトリックの洗礼を受けておられるようです。
2014/7/19公開日再更新
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サントリーの新しい炭酸飲料オランジーナのCMで リチャード・ギアさんがフランス人版フーテンの寅さん演じていますが、いい感じですねえ。
渥美清さんの「フーテンの寅さん」。思い出します。
「フランス人寅さん」を見ていて思うのは、寅さん的な人物像というのは案外日本人的ではないのかもしれないと思いました。
はっきりモノを言ったり、気まぐれだったり・・・・・
(難問山積でしかたない面もありますが)現代の日本は、マスコミに悲観論の人が何となく多い感じ。
その影響なのか全般的に楽天的な人が減ってきているような気がする。
現代の日本では、寅さんのような底抜けに楽天的な人物像は輝いて見えます。
映画「男はつらいよ」の監督は山田洋次さんですが、山田さんの映画をカトリック視点で調べてみるといろいろおもしろい。
「男はつらいよ」第20作では、桜井センリさんが演じる神父が登場するらしい。桜井センリさんの神父。見てみたいですねえ・・
第41作は、ウィーンロケの特別版。これは見たことがあります。
ウィーンの街で現地の神父に「御前様よいお天気で!!」と日本語で声をかけ挨拶するシーンが傑作!!!
山田洋次監督がうまいのは、寅さんをただ単に楽天的なイキのいいお調子者というだけではなく、女性と御前様(聖職者)に対しては、だらしなくならない折目正しい人物像にしたところがポイントだったんでしょうね
寅さんにとって、憧れの女性は「花のように可憐で守るべきもの」であり、御前様に対しては「人を導く師」として尊敬する。節度保つ。
さわやかさと安心感を与える人物像になっています。
「男はつらいよ」ではないですが、山田洋次監督作品には、長崎の伊王島の炭坑から北海道に移住する家族を描いた「家族」という名作があります。この主人公の家族がカトリックという設定。
私の母親は、この映画が大変好きで、自分の家族と二重写しになるようです。
渥美清さん。
ご本人は必ずしも寅さん的なタイプではない方だったようで、寅さんを演じ続けなければならない苦労があったようです。
あまりにも長い間、役者として寅さんを演じてしまい、寅さん以外のキャラクターを演じることが難しくなってしまいましたが、寅さんという「典型」を世に残したことは偉大な功績となりました。
映画「男はつらいよ」は、もう終わりましたが、寅さんの「類型」のような人を見ると、ムクムクムクと頭の中で「フーテンの寅さん」が甦ってくる感じがします。「フーテンの寅さん」の存在感は強烈です。
渥美清さんは、1996年に病気で68才に亡くなりますが、年齢的に早く、惜しまれる死でした。
奥様が熱心なカトリックだったようで、病床のおりに渥美清さんはカトリックの洗礼を受けておられるようです。