カトリの日記

・日々の雑感とともに、主にカトリック教会について書いているブログです。

・日々の雑感とともに、主にカトリック教会について書いているブログです。
・キリシタンの時代から現代までの「カトリックの日本人」や「伝統的典礼」「教会建築」「教会音楽」 「宗教美術」など興味関心はいろいろ。

2012年12月

今年もまもなく終えようとしていますので、この1年を振り返ってしまいますが、今年は私にとっても結果的にとても重要な年となりました。

実は、うちの子が受洗した年なのでした。

産まれたときは、私自身が教会から離れてしまってましたから、幼児洗礼どころではなかった・・・

私が教会に戻るようになって、ミサに子供をつきあわせるようになり、そろそろ初聖体の年齢ということで、そのタイミングでなんとか滑り込み・・・というわけです。

初聖体ぐらいの年齢では、自分で信仰を自覚しているとはいいがたく、実態は幼児洗礼みたいなもの。
もとより本人の意志で選ぶものではないとは思ってはいますが、やはり人生を左右することにはなるので、いちおう本人の意志は確認しました。

「洗礼受けるとご聖体をいただくことができるようになる。洗礼を受けるか?」

「受ける・・・」


ほとんど洗礼と初聖体がワンセットで、なにか子供の好奇心に便乗したような感じでしたが、やはり運命のような、命のパンの導きのような感じがしました。

洗礼を通じてついに私の子も「私に従おうと思うのなら自分を捨て自分の十字架を担って従え」(マテオ16-24)ということになった。

おそらく年齢を積み重ねていくとともに「私は道であり真理であり命である」(ヨハネ14-6)という言葉を、ホスチアを通じて体で感じるようになっていくことでしょう。
こういうところが、やはりカトリックという感じがします。

「洗礼なんか受けんでええ」と言いつつ、あんパンをホスチアに見立てて、カトリックの信者ではない人にも配っている釜ヶ崎の本田哲郎神父からしてみれば、ご聖体ほしさに受洗した我が子の洗礼は無意味になってしまうわけですが、本田神父のホスチアに対する感覚は、私とは決定的に違っています。
私の信仰、特に教義理解など、フランシスコ会の管区長まで務められた本田神父と比べるまでもないのですが、私の感性ではとても受け付けることができない。
私なりに、五感を研ぎすませて真贋を見極めています。

本田神父のような人がいる以上、子供にも怪しげな人には近づかないように言い聞かせていかなければなりません。
そろそろ、パーテルノステルとアヴェマリアも教えたい。
「ラテン語の祈りは信仰の鎧」とか言ったりして・・・

今年も、いいたいほうだい好き勝手な事を書きましたが、弊ブログを拝読いただき、大変ありがとうございました。

皆様よいお正月をお迎えください。
来年も拝読いただけましたら幸いです。

バタバタと忙しくて、ブログの更新が遅れ気味ですが、クリスマスを迎えました。
ご降誕おめでとうございます。

ご降誕ミサは、子供といっしょにやはり所属教会で与りました。

一年のなかでは数少ないラテン語聖歌を唱う日なのでやはり感慨深いです。

ラテン語聖歌を唱ったといってもほんの1〜2曲。
しかしポリフォニーなので私にとっては難易度が高く聖歌隊でしっかり練習して臨みました。

キリアーレが全てグレゴリオ聖歌だったらさぞかし荘厳だと思いますが、所属教会は、夜半のミサは一回しかないので、そうなると日本語のミサがなくなってしまう。
現在の状況では所属教会ではとても無理な感じ。

昨年ブログコメントで、名古屋のカテドラルの布池教会は、クリスマスミサでラテン語のミサがあると教えていただきましたので,ホームページを見てみたら、本当に「22:00(ラテン語)」と書いてありました。

「ホームページのミサ予定に『ラテン語』と書かれてある日がついに来たか・・・」ということでこれまた感慨・・・

あたりまえのように「ラテン語」と書かれてましたが、これまで公式にラテン語ミサの案内がされることはあまりなかったんじゃないでしょうか?

デ・アンジェリス 天使ミサか?
ミサ固有文もラテン語なのか?

くわしくはわかりませんが、一度ぜひ与ってみたい。

しかし、クリスマスで所属とは違う教会にいくのはハードルが高いです。

距離もなあ・・・
なんぼ東京よりは近いといっても、関西からだと名古屋もけっこう遠いんだよなあ・・・

毎日慌ただしく、なかなかブログが更新できませんでした。
どうもすいません。

もう明日はクリスマスイブですね。
やはり師走。日にちが過ぎるのが早い。

短い間に、ずいぶんいろいろなことが起きましたが、アメリカのコネティカット州の銃乱射事件はとてもショックでした。
クリスマスの前になんでこんなことが・・・という気持ち。

突然、我が子を奪われる。
温かい思い出と未来への希望を急に絶たれる。
この苦しみというのは人生の中で最大級の苦しみなのではなかろうか・・・

オバマ大統領の演説が印象に残りました。

「子供たちの人生はこれからだったのに・・・」

飾らない率直な言葉だった。

「いつでもあなた方とともにいる」

そして 苦しむ人、悲しむ人に寄り添う気持ちを、ベースにある宗教観のもとに伝えた。

指導者として信頼感を持ちました。

亡くなった方、特に子供達、遺族の方のために祈りたいと思います。

クリスマスまで、もうあと2週間。
仕事は忙しいし、雑事も多いし、親子でノロウィルスにやられるし・・・
寒い日も多いですね。
今年は選挙があるというのがいつもとは違って、より気ぜわしさが多い感じ。
その選挙もあと一週間後。
政権交代になると予測されている震災後の最初の国政選挙です。

そしてRickさんが入院したことが心配・・・
クリスマスの時には何事もなかったかのように回復してほしい。

「いつもより、祈りが長い、年の暮れ」

慌ただしく疲れがたまりやすい年末ですが、皆様もお体をお大事にして、師走をお過ごしください。

↑このページのトップヘ