カトリの日記

日々の雑感とともに、主にカトリック教会について書いてるブログ。

・日々の雑感とともに、主にカトリック教会について書いてるブログ。
・キリシタンの時代から現代までの「カトリックの日本人」や「伝統的典礼」「教会建築」「教会音楽」 「宗教美術」など興味関心はいろいろ。
・現在の日本のカトリック教会は「伝統の断絶」「偏った政治指向」があると感じています。
・特別形式ミサ(伝統様式のラテン語ミサ/トリエント・ミサ)の実施に参加しており、不定期な開催の場合は、その告知を行います。

2011年01月

買おうか買うまいかうじうじ悩んでいたバルバロ訳聖書ですが、やはり買う事にしました。
カトリック系の出版社ではなく講談社から発刊。6,930円もするのです。
分厚くて重そうだし、書棚に眠ってしまうのならば高い買い物。

しかし Amazon のカスタマーレビューを見ると絶賛の嵐!!なのです・・・

「ただただ感嘆するのみです。」

「今までにいくつか買い換えたが、結局このバルバロ訳に落ち着きそうだ。」

「我こそはカトリック信徒なり!という保守的信仰を持つ方に勧めます」

「今、購入できる聖書でこの聖書以上に素晴らしい聖書はありません。」
という具合です。

べた褒めですよね・・・

Rickさんのブログでも、カトリック信徒必携の書の一つとして紹介がありました。


「地図が142図やイラストが530図ありなお一層理解するために助力をしてくれるありがたい構成になっている。」というのもいいですね。
注釈や解説があることで、少しは理解が進むような気がします。
「何故だろう?」のままでは、進歩がないですものね。

今、手元にある新共同訳文庫本聖書は、某教会の創立10周年記念でタダでいただいたもの。
若いときは手にもとらないで本棚に眠ってました・・・・・
教会に立ち返ってからは、印象に残った聖句にマーカーで線を引いたりページの端を折ったりして愛着がでてきてはいるのですが、残りの半生を伴にするにはやはり聖典としての重厚さがない(笑)
いつでも手元で見れるということでは、スマートフォンに入れてる電網聖書のほうが便利なのです。

祖母の形見で公教会祈祷文を譲ってもらった我が身としては
私の形見などという事も考えてしまいました。
やはり文庫本聖書ではねえ・・・・・
譲ってもらう我が子がかわいそうです。
バルバロ訳聖書に、線を引き、ページを折り、読んだ形跡が我が子への「手紙」のようになるように読み込んでいきたいと思います。

前回の記事で、NHK BShi で2月5日から放送される「ダークエイジ・ロマン 大聖堂」という番組についてご紹介したのですが、録画してましたPR番組をみたら少し想像していたのと違う感じでした。
ケン・フォレットさんの原作を読んだわけでもなく、タイトルから勝手に自分なりのイメージを描いてしまったのですが、「陰謀あり戦いありロマンスあり」という少し騒々しいドラマみたいで、「大聖堂を創る」というテーマにどこまでフォーカスが当てられるのかがよくわからない。
とにかく観ようとは思うのですが、期待はずれの場合はご勘弁ください。


ということで本題に入りますが、今回はカラバッジョの「エマオの晩餐」についてです。

エマオの晩餐
雑誌「一個人」のキリスト教特集の記事の中にも載っていて、私はこの絵の事を初めて知りました。

「ルカ24-30〜31」の一節を描いたこの絵。


「キリストの受難後、二人の弟子が旅をしていると、ある男が近づいてきて共に歩き始める。この男は、実はキリスト本人なのだけど、弟子たちの目は遮られて気づかない。エマオの町に着き同じ宿屋に泊まることになって共に食事を始め、男がパンを手に取って分けたその時、初めて弟子たちは男がキリストであったことに気づく。」

その一瞬の弟子たちの驚きがこちらにも伝わってくる感じ。
宿屋の給仕は何の事かわからず気づかない。

この絵のキリストは、他の絵でよく見る姿とは全く違います。
ずいぶん若くて髭もない。
「弟子たちが気づかないのも無理もないな」などと思ってしまいますが非常に新鮮で強く印象に残ります。

「キリストの復活は蘇生ではなく、師を裏切った弟子たちの心にキリストが戻ったということ」という見方がある。
確か井上洋治神父や遠藤周作さんもそうじゃなかったかな。

ふむふむと納得しそうになりますが、この絵は、聖書の一節のままに、生々しく復活したキリストを再現していてずいぶん違います。「弟子たちには、復活したキリストが確かに見えていた」と思わせる緊張感と迫力がある。

見える・・・見えない・・・気づく・・・気づかない・・・

このエマオの晩餐の話はとても奥深く難しい。
この難しい場面を、大変リアルで臨場感のある絵として描ききったカラバッジョという人物・・・

やはり凄い人ですね!!

ずいぶん更新が遅れてしまいました・・・
とても新年のごあいさつをするタイミングではないのですが、とにかく今年もよろしくお願いします。

さて、お正月休みに本屋をぶらついていたら、いきなり雑誌「Pen」「キリスト教とは何か?Ⅱ」という特集が眼に入りました。
「Pen」は昨年も特集を発刊してましたが、好評につき第二弾の発刊ということのようです。

「ダビンチコードのコードのブームからはかなり経っているのに何故なんだろう?」
雑誌も商品なのでマーケティングの視点で視てしまうのでした。

キリスト教特集Pen2

キリスト教特集Pen1














キリスト教特集一個人
昨年末には、「一個人」という雑誌も特集記事を発刊。「一個人」は私もかなり勉強になりました。

カトリックのくせに、一般紙のキリスト教特集で「勉強になった!」というのは、かなり情け無いのですが、私にとっては結構充実した内容。

西洋絵画の紹介も多くて、「カラバッジョもいいな。」などと思ってしまいました。



キリスト教ということではないですが、書店には「これからの『正義』の話をしよう」(マイケル・サンデル)なんて本も山積みになってますね。
少し難しそうですが、問題提起が巧みで読んでみたくなります。

何か道徳の規範というか、正しいものを求める現れでしょうか?

書店の店頭は、世の中の空気を写す鏡 などと思ったりして・・・

そんなこんなで、課題図書がまた増えて山積みになっていくのでした。

ところで、2月の話なんですが、NHK-BShiでリドリー・スコット制作総指揮「大聖堂」というドラマがスタートするらしいです。

リドリー・スコットは、「グラディエーター」の監督ですよね。
重厚なテーマに相応しい監督。期待していいんじゃないでしょうか。

私にとってこのドラマは必見!!  超タノシミです!!

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